循環型無農薬栽培を基本に、その時々の記録を綴りながら更新しています.
南に八ヶ岳山系・最北端の蓼科山
北の浅間山
その中間に位置する、海抜700m地帯での農事記録です.
立科農事場の四季
浅 間 山
July 30, '19
蓼 科 第 二 牧 場 標高1,530m
浅間山
鹿除けに効果あり!
©Amazon
ニンニク
タマネギ
⇒
四月、保存期間を過ぎ 季節外れの定植 定 着
土間で空中発芽
立科農事場の四季
楢材の薪作りは三年ぶりとなりました
ゆっくり トロトロ燃焼 用に太めにカット 2019.4.13
春日すみ焼きの会から 炭作りには不向きな 太い根元部分 を分けてもらいました
立科町 五輪久保 リンゴ農家から
リンゴ畑で 伐採・ 裁断した ひと冬分の薪材 をいただきました!
リンゴの木は燻製の燻材にもなる高品質材で
ストーブの薪にするのはモッタイナクもありますが
火力は楢材よりも少なく、ゆっくり時間をかけて燃焼します
燃焼時間が長いと云うことは、朝方までの火持ちがよく、
就寝時に薪の追加投入の必要がないことが最大の利点です
⇨
樹齢50年 林檎の木 一本分 < 大きな ⇓根元部分⇓ をまずは八分割 = 薪にすると 3~4週間は燃やせる 量に >
堅く高密度で 火 種 となって朝方まで残り、朝の 燃やし始め作業 がとても楽に!
薪づくり 七つ道具
玉(横)切りは、電動/エンジン チェンソーの使い分け
縦割りは 鉞/楔 一発割りの爽快感!
⇩
しかし、多くの部分はこうはいかず、節の塊の様な処は
色々な機材を使い分け
火持ちの良い 大きな塊で
ストーブに納まるサイズに刻みます
堅い 林檎 の樹、 作業終了毎のチェーン研磨
今年も、いただきました 2018.3.16
立科町五輪久保 ⇔ 立科町芦田大城
即、薪づくりを開始
夕方ちかく* 時間を決めて 少しずつ...
↓
3月30日 三パレット になりました *チェーンソーの騒音対策
南北に細長く 瓢箪の形 の様に延びる立科町
立科町 最高地点は南の標高2,531mの蓼科山 山頂で、茅野市との
境界線で接しています
これに対し、高低差で1,800mあまり低い、立科町の北端にあって
役場がおかれている、ここの 農地場 は 芦田川 が流れる田園地帯
蓼科山の八ヶ岳山系からの距離もあり、展望がききます
富士山の右は、八ヶ岳山系最高峰 標高2,899m の赤岳
標高差300m強ある赤岳に遮られ、蓼科山々頂からの富士山は 展望不可
蓼科山⇒赤岳⇒富士山は直線的な配列となり 蓼科山々頂とここ芦田 では、
同じ町内でも かなりの距離感 があります
富 士 山 と 赤 岳
2Fデッキより
立科町 ⇔ 富士山 107km 立科町 ⇔ 赤岳(八ヶ岳山系最高峰) 34km
浅間山外輪山からの展望では、かなり距離間があるものの
ここ芦田での展望は、まるで すぐ近く にある様に並びます
11月 7日
浅間山外輪山からの展望
カラマツをはさんで、富士山と赤岳
さらに登ると
⇓
黒斑山 槍ヶ鞘
北アルプス 槍 ・ 穂高 連峰
煙突トップ付近からの展望
2月7日
北穂高岳 南岳 大天井岳
西穂高岳 奥穂高岳 大切戸 槍ヶ岳
前穂高岳 常念岳
前常念岳
< 煙突トップ ~ 槍ヶ岳 60km >
12月12日
9年目で初めての煙突点検 真 西 の 方 角
煙突内部の点検で梯子を架けた時 アッ! と気づいて撮影!
蓼 科 山 からの展望 20km 接近
立科農事場の四季
干 し 柿 熟成中
野鳥除けネットを張って・・・ 11月21日
平 核 無 柿 <渋柿> ムク鳥が集団で来るようになったので残りを
急いで収穫しました(72kg) 11月11日
ヒラタネナシカキの干し柿造りまであと少し
渋みが甘味に変わります
燻 蒸
燻蒸作業は時間との勝負
糸に吊るし、連ごとに大鍋で煮沸5秒
乾かないうち 燻蒸作業開始 がキメ手です
100個/ロットの 燻蒸作業 は深夜に
気 遣 い
大鍋の熱湯に連続して 剥き柿の連 を潜らせるには、豊富な熱湯が必要になります
それには薪ストーブが焚ける時期と、干し柿作りに適した熟度での収穫がマッチ
さらに薪ストーブを焚くのにふさわしい外気温であることも理想
ご近所に ” 寒くもないのに・・・??? " と、思われてもマズイ!
今年は寒さの訪れが早かったので、自然なカタチで作業ができました
硫黄燻蒸 <亜硫酸ガス発生装置>
亜硫酸ガスが煮沸直後の剥き柿表面の水分 (渋柿表面のタンニン) に付着することで
タンニンの酸化を防ぎ、黴の発生を抑える 干し柿の 褐変防止 が最大の効果と考えます
食品衛生法ではSO2(二酸化硫黄)残留濃度は 30ppm以内(20~30g /m3 )
燻蒸室?! が 5m3 として 一回の燻蒸に使用する粉末硫黄は、剥き柿10個/連 x10 あたり
30g と 約1/5の量で十分、その効果を発揮しています
燻蒸室はビニールで多重に密閉していても 約5分間の硫黄燃焼中、まるで阿蘇山の火口を
覗いている時の様な 微かな刺激臭 が感じられます しかし、 隣接する分譲地内に
亜硫酸ガスの匂いが漂っては 散歩中の人 に すわ浅間山!? なんて思われたら大変なので、やはり
気 遣 いが大切と心がけています
燻製 下ごしらえ 蓼科山渓流産 天然岩魚と、富山産アオリ烏賊
タバスコを加えた 飽和塩水 に15分
長野県のスーパー TSURUYA 立科店 には地の利を生かした、
新鮮な日本海の海産物が入ってきます
立科農事場の四季
2月7日
ラッキョウ畑
7立米 /ダンプ一台の輸送単位 客土として山砂 4立米 入れた高畝二列の完成
山 砂 到 着 シャキシャキ感のある 砂地 花ラッキョウ は三年子
来年は収穫しないでそのまま残し、二度の冬を
過ごすことで更に分けつを重ね
種ラッキョウ ひとつ から 数十個!?
ホップ 開 花
糸を引くネバネバはアロマ成分 7月17日 雌花のみが咲く株 それらしくなってきました 8月10
日
八月~九月収穫 → 乾燥 → 煮だし = 抽出エキスを市販ビールに
加えると香り豊かな泡もちの良い 白ビール風 になります
ガーデンハックルベリー
立科農事場の四季
リ ン ゴ 酢
4ヶ月経過してリンゴ酢に 立科町 五輪久保
地元ならではの "ハブキ" 林檎*を使用
* はぶかれた林檎=擦り傷や鳥が突いた小さな傷・
葉陰で色むらがあるものなど、一般流通には乗らない
加工用の林檎.<思いも寄らない価格も魅力です>
林檎農家の むかし懐かしい? 林檎木箱の "通い箱" で
運ばれてきます
林檎酢をタップリ使って バーモント・ラッキョウ 仕込み中 !
ラッキョウを 二週間 塩水に漬けた後、一昼夜 流水で塩抜き 10秒間煮沸 後、すぐに 急速冷却
<05:10am 6℃>
漬け込み液は、出来たて林檎酢に白双糖と蜂蜜を加えたバーモントスタイル
冷えたところで 昨年収穫したタバスコ を加え、本漬けへ = 一ヶ月で " 花らっきょう " !
今を去ること うん十年、日本食料品輸出担当者として ラッキョウ漬 にはいろいろありました・・・
そんなことから、売り場で 砂地ラッキョウ をみると、落ち着きません
ラッキョウは砂地でないと X
シャキシャキ感のあるラッキョウ、つきつめれば 土壌環境にまでに遡る・・・
大手瓶詰ラッキョウメーカー M社 常務さんの この言葉、イマ も新鮮に!
今回のラッキョウも 鹿児島県産砂付ラッキョウ を使いました
千曲川の砂 ダンプ1台分入れれば ココ でも栽培出来る ?!
さぁ~ どうするか・・・ イチゴも少し砂が必要です
立科農事場の四季
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バンブー ハウス
左側=雨除け 右側=温室
無風状態の時を見計らって
2.1m巾 ロールシート掛け
強風に耐えられるよう、近隣農家のご厚意により 伐採したての<しなやかな>真竹 で骨組みをすることができました
真竹の タケノコおこわ を食べながらの作業でした
6月23日
天井を超えたトマトは 11月 1日
霜が降るまでガンバって・・・
天井にぶつかった<11~13段目>
雨避け栽培トマト 温室栽培メロン 8月5日
敷き藁は麦わらでないとダメ
稲藁は X でした
メロンの受粉はミツバチによるものが理想のため、
温室シートの一部を開放して、ミツバチの通り道を確保
ミツバチ と 矢車草
立科農事場の四季
花オクラ
花弁と同体の若莢は食べられます 三杯酢で
棘→
一般のオクラと異なり、成長した莢には 微細な棘もあり、固く・苦く 食用にはならないので、大量の種が畑に残ります
そのため、毎年あちこちに実生(自然発芽)の株が発生し、その繁殖力の強さは オカノリ ・ 牛蒡 なみです
ポ ポ ー
香りと甘さ、ネットリ感 苗木を植えて6年目、やっと収穫できました
イタリアン ト マ ト
サン マルツアーノ ボルゲーゼ シチリアン ルージュ
立科農事場の四季
©Google
Earth
芦田川から 農事場全景
立科町による開発分譲<大城スターヒルズ>
むかし、望月藩の見張り台があったという高台全体を
菜園付住宅用地として、120数区画を20年数前に分譲したもの
この分譲地は、県内ばかりでなく周辺都県からの移住者も散見され
地域特有の亊柄も比較的薄く、区としての独自性を保持しています
分譲地南斜面で 外周道路に北道路として接し、集中配管GASを含む
インフラと接続、年間を通じ比較的 管理 の楽な処です
昔は桑畑であったため一部、農業委員会の 宅地転用許可 が必要でした
一級河川 芦田川
立科農事場の四季
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小 布 施 の 栗
マロングラッセを作ります
渋皮を取り除いて、不織布でしっかり包みます
5~6日がかりで徐々に糖度をあげていき 出来あがりまで、あと少し・ ・ ・
この段階で ブランディー と バニラエッセンス を加える直前に、
ブドウ糖を加えます
↑
表面を乾燥させることで、ベタツキがなく カラッとコーティング させる、大切なプロセスです
タコ糸を慎重にカットし、熱いうちに不織布を剥がし取ります
きつく縛ったタコ糸をカットする器具 = 最初はカミソリ、二回目からは
ミニ出刃包丁にしたところ、ガゼン時間短縮と熱い思いをしないですみました
バ ニ ラ と ラ ム 酒 で風味付け
最終仕上げまでの間に、煮詰まったシロップ溶液
<白双糖>が冷えて上面で再結晶化しグラッセ(仏語で)凍らせたようになりました
乾燥が進み、表面はガラス状のコーティングに
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天然イワナ < 蓼科山産 >
台風一過、快晴の蓼科山の渓流を地元の釣り名人に同行 沢歩きをしました
柳 茸
沢にまたがる、枯れかけた柳の木に生えるキノコです
初めて経験する "上を見ながらのキノコ狩り"
釣り名人はキノコ採り名人でもありました
立科農事場の四季
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